« Apple vs Apple | トップページ | 風説の流布 »

2006/05/10

オープンの世界に閉じこもる

 今日、仕事先の方から「OpenDocumentファイルを送る」という連絡が入りました。
 たしか、OpenDocumentと言えば、オープンソースみたいに仕様が公開されていて、様々なソフトから読み込みができるファイルフォーマット・・・・と思い、読み込めるソフトを探してみました。・・・・あれ?? どうも、OpenDocumentファイルフォーマットを読めるのは、OpenOffice.orgと、その派生ソフトだけみたいです(しっかり探せばもっとあるのかもしれませんが、なにぶん目的はファイルを開くことなので、OpenOffice.org周りを調べて終わってしまいました)。一方、MicrosoftもOpen XML Formatというオープンな規格を作っているみたいで、いずれもISOに申請中です。
 それはさておき、あちこちのサイトを見ると、OpenDocumentはオープンだから誰でも自由に使える、(従来の)Microsoft Officeデータは非公開だから誰でも使えるわけではない、と主張しています。しかし、今のところOpenDocumentは一部のソフトウェアでしか使えず、Microsoft Officeのデータはライバルの一太郎やPages、果てはOpenOffice.orgなど、様々なソフトで読み込むことができる現状です。さらには、MicrosoftはOpenDocument Format推進委員会にも参加、サードパーティによるプラグインでOpenDocument FormatをOfficeに読み込むことも可能になるそうです。データフォーマットとしてもMicrosoft Officeのデータの方が多くのソフトで読み込みができる、アプリケーションとしてもMicrosoft Officeの方がいろいろなデータフォーマットに対応できる、この状況ではOpenOffice.orgの利点は「価格」だけにならないかと不安です(もちろん、価格は大きな要素ですが)。
 OpenOffice.orgには、せめてOpen XML Formatの読み込みには対応して欲しいですね。Microsoftが「Open XML Formatはオープンだ」と主張する限り、対応しても文句を言われる筋合いはありません。むしろそうしないと、自分たちだけのオープンの世界に閉じこもることになりかねません。

|

« Apple vs Apple | トップページ | 風説の流布 »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/3290/10008679

この記事へのトラックバック一覧です: オープンの世界に閉じこもる:

« Apple vs Apple | トップページ | 風説の流布 »